レーザー光をスキャンする方法は、2通りあります。

ガルバノスキャン方式

2枚のミラーを振って、X方向、Y方向にレーザー光をスキャンする方式です。
ミラーの慣性モーメント(イナーシャ)が小さいため高速でスキャンすることが可能です。
一方、位置精度(誤差)は、通常10μm以上になると思われます。

ステージ駆動方式

光軸は動かさずに、通常の工作機械のようにステージを移動することでスキャンする方式です。
ステージを動かすため、スキャン速度はかなり遅くなりますが、位置精度 (誤差)はステージの性能次第です。

当社の穴あけ用のレーザー加工機は、ステージ駆動方式を採っているため、工作機械並みの位置精度(±5μ程度)で加工ができます。
結果、ピッチ精度、形状精度とも高精度が得られます。また、穴の真直度も場所による変動はありません。